【プロが解説】Wi-Fiルーターの寿命とサポート切れリスク・確認手順まとめ

お使いの「Wi-Fi 6」ルーター、サポート期間は確認されていますか?

社内やご自宅のWi-Fiルーター、「まだネットに繋がるから」と数年前の機器をそのまま使い続けていませんか?

実は現在、主流規格である「Wi-Fi 6」の初期モデル(2019年〜2020年頃発売)において、メーカーの製品サポート期間(EOL:End of Life)が順次終了を迎えています。

ネットワーク機器は「壊れるまで使う」のではなく、「安全に使える期間」を意識することが非常に重要です。今回はITインフラの専門家として、サポートが終了したルーターを使い続けるリスクと、適切な対応について解説します。

なぜ危険?メーカーサポート終了が引き起こす「負の連鎖」

ルーターのサポートが終了すると、最も大きな問題となるのが「ファームウェア(内部システム)の更新プログラムが提供されなくなること」です。

特にWi-Fiルーターなどのネットワーク機器は、外部のインターネットと常時接続されている「関所」の役割を果たしているため、ソフトウェア更新停止の影響を最も直接的に受けやすい機器の一つです。

【EOL(サポート終了)が招く危険のメカニズム】

① サポート終了(EOL)

② セキュリティ更新プログラムの提供が停止する

③ 新たに発見されたシステムの弱点(脆弱性)が放置される

④ 攻撃者にその弱点を狙われ、ルーターに侵入される

自社のネットワークが犯罪の「踏み台」として悪用される

これは例えるなら、「オフィスの玄関の鍵が古くなり、新しい空き巣の手口に対応できない状態のまま放置している」のと同じです。普段通りインターネットが使えていても、システムの裏側では無防備な状態にさらされています。

古いルーターを使用し続けることによる3つのビジネスリスク

脆弱性が放置されたルーターを使い続けることで、企業活動において以下のような深刻な事態が発生する可能性があります。

1. 意図せぬサイバー攻撃の「踏み台化(ボットネット化)」

近年、最も深刻なのがこの問題です。攻撃者は、脆弱性が放置されたルーターや、初期ID/パスワード(admin等)のまま運用されているルーターを自動的に探し出して侵入します。
乗っ取られたルーターは「Mirai」などに代表されるボットネット(サイバー攻撃のネットワーク)の一部に組み込まれ、ハッカーが身元を隠して他社へ攻撃を仕掛けるための中継地点(踏み台)として悪用されます。

🚨警察・セキュリティ機関による継続的な注意喚起

警察庁や警視庁、IPA(情報処理推進機構)などの公的機関は、一般家庭やオフィスのルーターがサイバー攻撃の踏み台にされる事案が多発しているとして、それぞれの立場から継続的に注意喚起を行っています。
公式の発表では、サポートが終了した機器については更新プログラムが提供されないため継続利用に注意を促し、状況に応じて機器の更新(買い替え)を検討することが推奨されています。

2. 自社の機密情報の漏洩リスク

ルーターの管理者権限を奪われると、社内ネットワークの通信を傍受されたり、通信先を偽のWebサイトへ強制的に誘導(DNSハイジャック)されたりする危険性があります。これにより、社内の機密情報やログイン認証情報が外部に漏洩するリスクが高まります。

3. 業務生産性の低下とネットワークの不安定化

セキュリティ面以外でも、古いルーターでは最新のパソコンやスマートフォンとの通信規格が合わず、「Web会議が頻繁に途切れる」「通信速度が極端に遅い」といった業務効率の低下を招きます。

安全なネットワーク環境を維持するために(確認方法)

まずは、現在お使いのルーターがサポート期間内かどうか、「現状把握」をすることが第一歩です。

ルーター本体の裏面や底面に貼られているシールで「型番(品番)」を確認し、以下の各メーカー公式サイトのサポートページで、お使いの機種が「サポート終了一覧」に掲載されていないか検索してみてください。

※リスト内で「Ctrl+F(MacはCommand+F)」キーを押してページ内検索をすると見つけやすいです。

最適なネットワーク環境づくりは、ステージネットにお任せください

「メーカーのサイトを見たが、自社の機器が該当するかわからない」「これを機に、オフィスのWi-Fi環境全体を安全で快適なものに見直したい」といったお悩みはありませんか?

株式会社ステージネットでは、お客様の業務環境に合わせた最適な機器の選定から、安全な初期設定、設置作業までをトータルでサポートいたします。茨城県内(大洗町、水戸市近郊など)の企業様へは、現地での環境調査も承っております。

ネットワークの不安は放置せず、「まずは現状の機器が安全かどうかの簡易診断」からでも、お気軽にITの専門家である当社へご相談ください。

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